若者の住宅事情

ミラノ生まれミラノ育ちという、昨今では非常にレアキャラになった人々を除いて、全ての人がまずミラノに引っ越す際にすることは、家探し。

ミラノは平均収入に比べて家賃が異常に高い都市です。先日ミラノの情報サイト Milano Todayを読んでいたところ、イタリア全土でミラノの賃貸が一番高いという記事をみつけました。

€345/月
これ、勿論ワンルームの家賃ではありません。そして、ハウスシェアでのシングルルームの家賃でもありません。ダブルルーム、つまり他人と部屋を共有した際の家賃です。




この調査はミラノ市内全土を対象にし、郊外も含まれているため、実際のミラノ中心部の家賃はもっと高くなります。地下鉄が通っていてある程度治安が悪くないところだと、体感的に大体、ダブルルームで€400程・シングルで€550程でしょうか。

日本円にすると大体46000円・63000円。東京など日本の都市部と比べると安いと感じるかもしれませんが、イタリア人の平均月収は手取り€1300程なのです。勿論ミラノはイタリア一の経済都市なので、市内の平均はこの数字よりは高くなりますが、20代の若者の手取り額は大体€1250-€1350程度です。
(仕事と収入の関係については、別の回で掘り下げて話していきたいです)そのため、シングルルームの家賃は手取りの40%を超えてしまう、という状況になり、20代後半でも泣く泣くダブルルームで暮らしている、という人を何人か知っています。

ワンルームや1Kなど、自分だけの家を借りようと思ったら、不便な立地でも€650以下ではほぼ見つかりません。となると、現代の若者たちは必然的に他人との共同生活を強いられてしまうんですね。

ちなみに私も、ワンルームにはとても手が出なかったので、こんなお部屋(シングルルーム)で5年間、イタリア人の女の子たちとルームシェアをしていました。

camera

ミラノ中心のドゥオーモから徒歩25分、夜遊びゾーンのナヴィッリ地区やコロンネ地区から徒歩10分と、若者ライフを送るには申し分ない立地で、€500。共有部分もほぼ無いし、いろんなところの壁が剥がれてくるしで決して住み易い物件ではなかったのですが、シェアメイトに恵まれ、とても楽しい5年間を過ごすことができました。

パーソナルスペースを広めに取りたい日本人には少し息苦しいかも知れませんが、ミラノに住む機会があれば、イタリア人に混じってルームシェア、いかがですか?



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One thought on “若者の住宅事情

  1. […] こちらの記事でも触れたように、私は長いあいだイタリア人の女の子2人と共同生活をしていました。金銭的な問題もありますが、このハウスシェアをはじめたきっかけは友人作りに役立ちそうだと考えたからです。ミラノだとBakeca.itやidealistaというサイトでシェアメイトを見つけるのがおススメ。四六時中イタリア人と一緒なので言語にも生活習慣にも慣れることができます。 […]

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