イタリア風クリスマスの過ごし方-デコレーション編-

クリスマスが近づいて、ミラノは街中のいたるところにクリスマスのデコレーションが出現しています。心なしか、ミラノの人々もいつもより笑顔が多く、浮き足立っている感じ。クリスマスはイタリアで最も大切にされているイベントなだけあり、聖アンブロージョの祝日が到来したら、街は一気にクリスマスモードになります。

いたるところにイルミネーションが

主要な通りには全てイルミネーションの飾りが施されます。また、プラダ本店があることでもお馴染みのミラノのアーケード、ガッレリア(Galleria)もこんな感じで一気に光輝くクリスマスモードに。

自宅の外壁をイルミネーションで飾る家庭も多く、クリスマスシーズンはいたるところがキラキラと光り輝いています。

クリスマスツリー

クリスマスに欠かせないクリスマスツリー。勿論イタリアでも、各家庭に飾られます。ミラノでは12月7日の聖アンブロージョの祝日から、1月6日のエピファニア(公現祭)の間がツリーを飾る期間とされています。ちなみに、ミラノ以外の都市では12月8日の無原罪の御宿りの祝日からツリーを飾るところが多いです。




ミラノ市内では毎年、ドゥオーモ広場に大きなクリスマスツリーが飾られます。このツリー、設置に非常にお金がかかるため、毎年スポンサーによる出資が必要になります。近年はティファニーDHLなどがスポンサーになっていましたが、2015年はどの企業も手を挙げず、ミラノ市が仕方なく出資する事態となりました。今年はデンマークのジュエリーブランドPandoraが名乗り出てくれたようで、鮮やかなツリーを楽しみにしていたミラノの人々はほっと胸をなでおろしました。

前述のガッレリア内にもクリスマスツリーが飾られます。こちらは毎年スワロフスキーがスポンサー提携しています。

プレセーぺ

イタリアでクリスマスのデコレーションといえば、プレセーぺでしょう。ツリーは万国共通で飾られますが、プレセーぺについては知らない方も多いかと思います。実はこれ、イタリアではツリーと同じくらい重要視されている飾りで、街中や教会ではもちろん、家庭にも飾られることが多いです。

プレセーぺ(Presepe、プレゼーピオとも言います)とは、キリストの誕生の様子を模したジオラマのことです。キリストは馬小屋で誕生したといわれています。プレセーぺには、この馬小屋やキリストの両親はもちろん、生誕を暗示した流れや星生誕を祝う東方の三賢者、天使たちや牧畜民も飾られ、生誕の瞬間を全て表現します。大事なのは、24日の23時59分まではキリストを飾らないこと。藁の下などに隠しておき、生誕日の25日になったら出現させます。

このプレセーぺ作りにかけるイタリア人の情熱はかなりのもので、部屋一室まるごとを使用して巨大なジオラマを作る家庭もあります。

ちなみに今年はミラノにこんなプレセーぺが飾られています。

石の街とよばれる、南イタリアのマテーラの石を使用して作られたこのプレセーぺ。昨年のクリスマス時はニューヨークで飾られ、大好評だったそうです。

ロマンチックで心躍るミラノのクリスマス

一年を通して、ミラノの街中がこんなに鮮やかになるのはクリスマスだけです。どの道を通っても見ごたえのあるデコレーションが施されており、歩くのが楽しくて寒くてもついつい長散歩したくなります。ミラノ観光の時期に迷っているかたは、是非このクリスマスシーズンに訪れてみてはいかがでしょう。



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