ミラノの人々のお呼ばれマナー

なかなか重い政治の話が続いていたので、今日は軽めの話題を。ミラノに長く滞在したり、移住したりすると避けては通れないお呼ばれディナーについてお話したいと思います。

イタリアでは日本に比べ、友人の家でディナーをする機会が非常に多いです。私も、少なくとも週一回は友人を夕食に招いています。ディナーといっても、かしこまった食事会のような機会では無く、レストランで食事をするのは高いから、家でまったりご飯食べましょう、というスタンスのものです。

月€1300ほどの収入しかない一般的なミラノの若者にとって、外食というのはかなりお財布を圧迫する存在です。ピザやハンバーガーなどで手軽に済ませる場合は別として、ちょっとしたレストランやトラットリア(大衆向けレストラン)でご飯を食べて、ワインでも飲もうものなら、簡単に一人当たり€35-40程の値段になってしまいます。わかりやすいように日本円で換算すると、手取り15万円台の人が外食で4-5千円出しているようなものです。かなり家計に響くお値段ですよね。そのため、必然的に安上がりな自宅ディナーをする回数が多くなります。

自宅に友人を招く場合、家主は料理のみを用意し、ワインは訪問者が持ってくる、というのがミラノのマナーです。訪問者が多い場合、かぶらないようにお菓子やジェラートを持っていくこともありますが、手軽さから圧倒的にワインを持っていく回数のほうが多いです。ワインは腐らないので何本貰っても困らないですしね。ディナーで開封しなかったワインは、家主が別の友人の家にお呼ばれした際に持っていかれることになります。

いつお呼ばれするかわからないので、ミラノの人々の家には大抵ワインが何本もストックされています。私も常に赤・白数本ずつは置いておくようにしています。正直なところワインの知識は全く無いのですが、定価が€5以上のものが、セールで€3ほどになっている際に買い溜めしています。この位のプライスゾーンだとハズレが少ないので、購入する際の目安にしています。

また、訪問者が多い場合は、スパークリングワイン普通のワインデザートワインを手分けして持っていくことも多いです。

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流石ワインの宝庫イタリア、どのスーパーに行ってもワインコーナーは納得の充実ぶり(写真に収められませんでしたが、この棚の裏にも横にもワインが並んでいます)。常にセール品は存在していますが、人気のものや割引率の高いものはすぐに売り切れてしまうため、自分の好みやプライスゾーンに合うワインがセールになっている際は、嬉々として3本ぐらい買って家にキープしておきます。

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先日は、いつものワインよりちょっとお高めのこちらをディナーにもっていきました。味は濃いけど後味が重くなくて、とても満足。

この手土産=ワインルールは、大規模なホームパーティーなどでも同じです。私がきっちり感のあるパーティに招かれた際は、少し高級な€10位のワインを持っていくようにしています。

お手軽かつ、主催者にも喜んでもらえるこのマナー。ワインが生活の一部になっているイタリアならではの習慣ですが、日本でお呼ばれされた際にも応用が効くかと思います。良さげなワインを見つけられたら、お呼ばれのお供にしてみてはいかがでしょうか。

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